3回のブログ記事にわたって「外国特許技術者」を「外国」、「特許」、「技術(者)」に分けて解析 (analysis) したのでしつこいのですが、最後に簡単に綜合 (synthesis) してまとめたいと思います。
特許: 発明 → 特許権
外国: 日本の発明者/出願人 → 外国の特許
技術: 上記を技術文書を介してサポート
こんな感じでしょうか。特許事務所で働いている人によって考えは様々だと思いますので、これは私見に過ぎません。でも、このまとめで一番伝えたいのは、外国特許技術者の仕事は様々な繋がり・協力のもとに成り立っているということです。例えば、「特許」という側面では日本および外国の弁理士が必要ですし、「外国」という側面では翻訳者が必要ですし、「技術」という側面では事務担当者や図面作成者等の協力が必要です。そして何よりも、お客様(発明者/出願人)とのやり取りを密にすることにより、発明を理解し、事業内容にあった権利が取れるように努めなければなりません。
そんな繋がりの中にいる存在という意味を込めて、私の個人事業の屋号を「アイピーハブ・サービシーズ」としました。英文表記では IPHub Services です。"IP" は intellectual property (知的財産)の略、"Hub" は繋がりの中心部のハブです。(IPHub は日本において商標登録しています。)